達観

儒の言葉』のなかに、

 「「勤倹尚武」という成語くらい、無意味を極めているものはない。尚武は国際的奢侈である。現に列強は軍備のために大金を費やしているではないか?」

というアフォリズムがあって、たしかに、この文脈での「尚武」はスーパー達観して見れば、越境贅沢に他ならない、、、ただなかなか達観ってのも現実的に難しいですからね、浮世では「尚武」にきわめてプラクティカルな役割を見出さざる得ない、と。

 ちなみに僕自身、つねづね達観をめざしておりますが、もちろんかなわず、それに近づいたこともなく、あいかわらず、どろどろどろどろしておりまして、、、ただ、めちゃくちゃ状況がどろどろしちゃって、いやもう、こんなときに達観なんかできないよねっていう時でも、ひとつの付帯意見として、あるいはひとつの客観的基準として、達観した見方が頭をよぎる、というようなテクニックがオートマティックに身についているとすれば、とかく住みにくいこの世にあって、けっこうヘルプフルなのかな、と思わないわけでもないのですが、これもまたなかなかできないもので、今日も、どろどろどろどろどろとしながらラップトップに向かっているわけです。

What's new?

2019年7月: 「新しいモノ好きな国民性」が経済の研究活動に与える影響に関する実証論文が Applied Economics Letters にアクセプトされました:

Novelty-Seeking Traits and Applied Research Activities," Tat-kei Lai and Kenji Sato との共著です。

2019年9月9日・10日: 

10th International Conference "Economics of Global Interactions" (バーリ、イタリア) にて "Is Income Inequality Always the Fellow Traveler of Average Consumption Growth? A Demand-Side Story (with Martine Carre)" を報告する予定です。

2019年9月29日 (日): 日本国際経済学会第78回全国大会 (JETRO) 貿易分析のフロンティアセッション にて、新しいモノ好きな国民性と技術波及に関する研究を報告します。

2019年10月12日 (土): 2019年度日本経済学会秋季大会 (神戸大学) にて討論者を務める予定です。

2019年10月18日 (金): マクロ経済学研究会 (大阪大学中之島センター)にて研究報告をします。