雑文

2023年

10月

03日

私のいま: DeepL と ChatGPT

DeepL を使う:

さいきんぼくの、というか、わたしたちの DeepL がまたさらに成長したなと思ったのは、

  • Dear Both を「両さんへ」と訳しがちだったけど、「親愛なるお二人へ」
  • 文末の Best を「最高です」と訳しがちだったけど、「ありがとうございます」

と訳すようになってくれたからです。Dear Both は、きっと英語的におかしい表現なのでしょうか、、、そう思っていてもつい使ってしまうのは、英語学習者としてまずいなと思いつつ、そんなぼくの変な英語まで、きちんと意図を汲んでくれる DeepL はすごいです。)

 

ちなみに、どなたの関心にも触れないと思いますが、私の DeepL の使い方を書いておくと、英語を書く場合、

  1. 自分で英語を書く
  2. DeepLに日本語に訳してもらい、おかしな日本語に訳されている箇所があれば、そこの英語表現を修正する
  3. 直した英語で、もう一度2.を行う、
  4. 何回も2.と3.を繰り返して、なんとなく安定してきたら、Grammarly に文法をチェックしてもらい、必要に応じて修正する

という感じで、使ってます。なお、Grammarly をステップ2から使うこともあります。長文の場合とか、ぜったいこれ文法的におかしいよね、って最初から感じているときなど。

 

最近は公に公開される日本語を書く場合も、なぜだか DeepL に英語に訳してもらって、英語と日本語を照らし合わせたりしています。これは自分でもなぜこんなことをしているのかよくわからないですが、、、なんとなく楽しいのかな

 

後日記 (10/5):

なぜこんなことをここで書いたのだろうかと、最近寝つきが悪く、就寝前に自問自答していたところ、きっと Chuo Online というところに書いた駄文のなかで、口幅ったくも開陳したAI の使い方に関する机上の空論(が悪いとは必ずしも考えてはいないのですが)に対し、多少なりとも言い訳がしたかったのでしょう。ChatGPTの私なりの使い方はまだ模索中なのですが、単なる時短ではなく、私の日本語・英語の文章、アウトプットの質を向上できるような使い方を獲得したいと、暗中模索しております、、、

 

ちなみに、いまふと勇気が湧いてきて、上述の拙文に絡めて、ChatGPT に

Is there any relationship between generative AI and the theory of directed technical change offered by Daron Acemoglu?

と聞いてみました。包括的かつとてもバランスのとれた文章が帰ってきました。強い主張や個性を避けた、総花的で敵を作らない「うまい」答えだなと。部分的には??というところもありましたが、とはいえ、これだけの文章をほんの数秒で作れる。部分的には明確に私を超えていて、、、すごい、、、たかまります。

 

英語的にも、カバレッジの広さとバランス的にも、DeepLさん、Grammarlyさんだけでなく、ChatGPTさんから学ぶことは、学べることは膨大(かつ急速に拡大している)みたいです。

 

さらに思いついて:

上で、ChatGPTを評して「強い主張や個性を避けて」とか「総花的」とか書いたのですが、考えてみると、私の聞き方が、バランスの良い答えを要求する感じだったので、もっと激しい感じで聞いてみようと、思い立ち。

Can I have an attractive essay on generative AI and Daron Acemoglu's theory of directed technical change with an innovative angle? 

への ChatGPT の答えは、軽々には何も言えないようなものが返ってきました、おおいに考えさせられています。

 

気になっているトピックなので、長くなってしまいました。最後に、私が見聞きした範囲では、多くの学生が、多かれ少なかれ、ChatGPTをつかっているようです。個人的に、使わない、という道はなく、どう使うか、だけに関心があります。(現時点の私の個人的な方針は上述の Chuo Online に書いたつもりです。)なので、国、企業、大学のような組織としての対応、制度設計の下で、私自身、もっと主体的に生成AIという技術の「使い手」にならないといけないなと。曲がりなりにも真剣に文章を書いて、生きてきましたので。

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2023年

5月

31日

愛の専門家

タイトルに love という単語を含む共同論文を公刊できて, 愛の専門家になれたような気がして, うれしくて, うれしすぎておもわず open access にいたしました...

 

Furukawa, Y., T.-K. Lai, and K. Sato 2023. Love of novelty: A source of innovation-based growth... or underdevelopment traps? Macroeconomic Dynamics, online published. 

https://doi.org/10.1017/S1365100523000196

 

経済学では, 多様性選好 (love of variety) モデルがよく知られていますが, 私たちが今回提案しているのは, いわば, 新規性選好 (love of novelty) モデルとでもよぶべきものです. 数えてみると, 足かけ10年くらいになるのかな――まったく山あり谷ありで......

 

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2023年

3月

11日

after 3 years, finally back

Chez Fernand rue Guisarde, just excellent!

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2023年

2月

10日

英語メモ: defect と defeat

1つ前の「tect≅カバー」からの連想で、fect...この間, ある英語ブログで、de (reverses verb's action, 参照Quoraの表にはまってます) をつかった defect (欠点, weblio) と defeat (打ち負かす, weblio) って字面は似てるけど 、意味は全然違うって書いてあり、私もなんとなくそういう印象だったのですが、でもよく考えてみると、

「接頭辞 de + do に関連する言葉 fect/feat」

なので、構成上は似てるのでは、と思うに至り......

 

defect (Oxford):

●古フランス語 「defect=欠乏」 の影響を受けた後期中 (世) 英語より. ラテン語由来. 

●de+fect = "リバース, 逆にする"+"do"

⇒do を逆にする ⇒ なされていない⇒ 不完全性としての欠陥 (an imperfection or abnormality that impairs quality, function, or utility, Websterより)

 

defeat (Oxford): 

●古フランス語「desfait =undone」由来の, 後期中世英語, ‘undo, destroy, annul’より. ラテン語 dēficere の過去分詞 (Websterより

⇒undo≅元に戻す⇒(せっかく作ったものを)破壊する, なしにする⇒打ち負かす

(以上, 赤い字の部分は個人の妄想なので、眉唾注意.)

 

締切がちかい仕事があると、ついつい、こういうこと是非もないような時間を使ってしまいます。中高生のころから、テスト前になると急に「人生とは」と自問自答したり、机の整理整頓を始めたり、わけもなく熱を出したりしていた......その頃から何の進歩もなく、、、

 

 

そういえば、私は将棋が好きなのですが(最近はもっぱら観る将)、棋士の方々は、しばしば、普通だったら「勝つ」と言いたくなるような場面で、「負かす」とか「負かされる」という言葉を使われます。たとえば、最近の若手を負かすのは大変だ、、、といった感じで......私はいつもこれを defeat に脳内変換して聞いているのですが.......勝つ、じゃなくて、負かす、かと......ニュアンスを感じる、そんな事情もあって、私は defeatという英単語のことが気になります。

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2023年

2月

09日

英語メモ: {de, un, dis}×{tect, cover, veil}

detect, uncover, discover, unveil...違いについて考えている...Oxford Learner's Dictionaries のから得た内容を恣意的かつざっくり解釈して

 

〇cover/tect は, 普通に, カバー・覆う

〇veil はカーテン他

 

なるほど...... 否定の接頭辞, de と un と dis の違いはなんかい考えても、なかなか腑に落ちないというか、ぜんぜん血肉化しないのですが、とりあえず Quora のこのエントリを読んでいて、いろいろ書いてあるのですが、恣意的に抜き出すと: 

 

〇un の意味の1つとして reverse a specified action (ある行為を逆転, 逆行させる)

〇de の意味の1つとして reverses verb's action (同上)

〇dis の意味の1つとして absence of (reverse an action の意は書いてない)

とあり、そして、

 

"The negative prefix Dis- is stronger degree of negation than Un-."

 

とある。これの自己流解釈をしだすと、根拠のない、個人の感想?に堕するので、自分へのメモ程度に、この辺りで。

 

追記: 公私心身ともにどんよりしているとき、語源調査はいいですね。単純に興味あるというのもあるのですが、結局、大きな得も大きな損もないのがいいです。あといつものことですが、中谷宇吉郎の「線香の火」をひたすら読み返すのも効果的...

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2023年

2月

01日

with so many thanks...

Two-dimensional constrained chaos and industrial revolution cycles (with Makoto Yano)” が Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) に掲載されました!

 

この論文は、2007年に学部ゼミ以来の恩師で共著者の矢野先生にお声かけいただいて以来、足かけ17年ですか (入ゼミから数えると足かけ25年)、断続的に研究を続けてきて、ようやく公刊されました。

 その都度その都度、私的には予想もしていなかった新たな発展、イノベーションがあって、いまの完成形に至ります。自分の力だけでは経験できないような、へー、とか、そうなるか、とか、まじか、思わず口をついて出るような知的な驚きがいっぱいあって、また、研究期間が私の研究者人生とほぼ重複していることもあって (古川は2005年に博士取得)、この論文の発展深化とともに、私自身も研究者として (多少は) 成長してきたのかなあというような感じが強く、とにかく感慨深い、、、という言葉を、人生一感慨深く使っている気がいたします、、、

 

〇RIETI プロジェクトの一部として遂行された研究なので、RIETI も紹介してくださってます。

〇写真はパリ・オデオン駅近くの一風堂ですが、そのうち論文内の図と交換予定、、、 と思ったけど元気が出ず...

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2023年

1月

26日

name dropping

ふと、アゴラ言論プラットフォームの成田悠輔さんの発言に関するこの記事を読んで、ふと、藤子・F・不二雄先生の「定年退食」を思い出した★ドラえもんの長編アニメ(竜の騎士くらいまで)は結構みていて、私の人格の一部かなって思うくらい★短編漫画も好きで、今でもたまに読みかえしますが、なんというか、ドラえもんにもちょっと通じる淡い退廃感を感じたりします★もう完全な古典漫画ですが、これを他者と語り合ってみたいです。

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2023年

1月

09日

ブログ書くにもパッションがいる

ごくたまに、思いがけない方向から、このブログ読みました、って前向きなコメントをもらうことがあって、読み返すと恥と恥の上塗りの以外のなにものでもないのですが、そうはいっても、読んだって言ってもらえると素直にうれしいものです。最近、そういうことがあったので、、、ここのところ、どうも心身ともにすっきりしなかったのですが、心は持ちようですね。(写真は、立川の「バナナ食堂」で一口食べたらうますぎて思わず撮ってしまった一枚。)

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2022年

4月

02日

移籍のご報告

2022年4月1日より、愛知大学経済学部から、中央大学経済学部に移籍いたしました。

 愛大の先生方、事務の方々には本当に親切にしていただきました。愛大での2年はちょうどコロナ禍の2年と重なりましたが、同僚のおかげで、古川にとっては学びの多い、貴重な時間となりました。

 東京での活動は15年ぶりくらいかな、先日、用あって10年ぶりくらいに渋谷に行ったら、駅前の構造が激変したのと、あといまさらながら人が多すぎて笑、ふつうに立ちすくんでしまいました。

 

 子ども時代を含めて名古屋に24年、東京は数えたら17年。心身ともにだいぶ名古屋ナイズされてるので、なんとか東京に再フィットしつつ、中大経済で、研究・教育・校務活動いろいろとはりきりたいです。

 

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2022年

1月

21日

自分メモ

この ILO の文章をざっと読もう: "Robotics and reshoring - Employment implications for developing countries." 内容は "This volume addresses the impact of automation on employment in global supply chains" とのこと (see here). 

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2021年

12月

11日

ささしまセミナー、愛知大学

最近、「ささしまセミナー」という経済学全般何でも ok というセミナーシリーズが、愛知大学で立ち上がりました。コロナ禍で運営が難しいところがありますが、状況の変化を注視しつつ、いろいろ気を付けながら運営していきたいな、と思ってます。報告希望のかたがいらっしゃいましたら、ぜひぜひ連絡いただければと思います!

 

 

本件にはまったく関係ないですが、胃腸の調子があまりよくない気がしたので、たまに立ち寄る名古屋駅のきしめんやさんで、天とじうどん+海老天と温玉トッピングを食べたら元気が出ました。

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2021年

7月

15日

DP

無意識のアンチ夏バテ行為なのか、あるいはある種の生存本能なのかな?最近、自分でもひくくらい食欲がすごいのですが、ところで、園田学園女子大学の丹羽先生と一緒に新しい論文を書きましたので、ご報告まで。

 

Deflation and Declining Business Dynamism in a Cash-in-Advance Economy (with Sumiko Niwa), RIETI Discussion Paper Series 21-E-058, July 2021. 

 

 

セミナー等で有益なコメントや助言をくださった先生方、本当にありがとうございました!

 

(写真は愛知大学の研究室より)

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2021年

5月

17日

終わってみて

オンライン座長討論者を終えて、人生初の英語で90分発表した時と同じくらい緊張してしまった。ポイントは、フロアにどなたが来てるのかが、事実上、見えないというところが、なんだか私の不安の増幅させていたように思いました。でも経験値ゲットしたので、次はかなりましにできる気がします。。

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2021年

5月

15日

どきどき

オンライン学会の座長, いままで感じたことない類のドキドキ感ありますなあ, 発表と討論は経験済みですが, 初オンライン座長なのです. 脈拍あがってる感じです. マニュアル読み込んでます. 

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2021年

4月

21日

語源メモ stave off

stave off =to prevent something bad from affecting you for a period of time; to delay something (Oxford Lerner's Dictionaries)

 

で、避ける, 防ぐ, 食い止める。なぜだろうとおもって調べてみたら。こういうサイトが。

 

ラフな時系列: 

  • Staves=(ウィスキーの樽をつくる)細い木の板たち、細い棒、つえ、やりのような棒状の武器(複数形が先に生まれ、単数名詞の "stave" 木の板は後で。樽は1つの stave からはつくれないから?)
  • 1595年あたりに動詞化。stave=樽を壊して staves に戻す
  • すぐあと、stave in = crush のより広い意味に。
  • その後、stave = "stave" つまり、木の棒や板でたたく, それで追い払う (drive off)
  • いまは "stave" (木の棒) なしで、単に「追い払う」的な意味に、、、

ということらしい (僕の誤読がなければ)。なるほど。

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2021年

3月

24日

下学下学下学、、、(上達?)

下学上達。「身近で容易なことから学んで、だんだんに高度で深い道理に通じること。また、手近なところから学び始めて、次第に進歩向上してゆくこと。「下学」は初歩的で卑近なことを学ぶこと。「上達」は高遠な道理に通じること」(Goo 辞書より) とあって、へえそうなんだと、ちょっと勘違いしてましたね。

 

 「下学=初歩的で卑近なことを学ぶこと」をずっと続けていくことで、「次第に進歩向上する」とか「だんだんに高度で深い道理に通じる」のように意識的な感じでなくて、不意のジャンプというか、黙々と下学していると(基本、地味)、長いことし続けていると、気づいたら、あるいは気づかないうちに、深い理解、洞察、vision を得るている(かもしれない)という風に考えていました。(行為自体は下学のみ、というイメージ?)

 

 あらゆる間違いには意味があると言いますけど(本当かな?)、私にとって研究って本当に、下学以外何物でもないので、自己正当化に寄せてさりげなく勘違い、してたのでしょう?

 

(写真について。わたしの体重計によれば、コロナ前と比べ、10キロ弱、太ったらしい。信じられない気もしましたが、そういえば、久しぶりに着たシャツの首ボタンがまったくだったので、信じることにしました。早速、人目を忍んでウォーキングした時、江戸川(かな?)沿いで撮った、一葉(人間失格を思い出す数え方ですね)。)

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2021年

2月

25日

記憶

2013年に作ったモデル数式はわりと覚えているのに、去年の論文のは初見かのように見える。

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2021年

2月

18日

雑感

アクトレイザー3発売してほしいな、タブレットのアプリで、そしてもちろん、システムと音楽は同じ感じで、、、はかない夢です。しかし仕事のいきぬきがゲームだと、からだの同じ部位に負担が集中しますねー

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2021年

2月

03日

お酒のサイクル

二日間お酒を飲まなかったら、今日、ひさしぶりに仕事に集中力を取り戻しているのですが、久しぶりに研究へのパッションのようなものが復活していて、パッションが生み出す興奮状態によって研究ははかどっている。でも、結局この興奮状態が続くと、夕方にはきっとお酒を飲みたくなるはずです。そうすると、きっと明日の午前中の生産性はいつものとおりで、明後日もきっと。いつかまた一念発起して、しばらく節酒して、また今日もような日が来て。加齢とともに、このお酒サイクルの nature というか周期性が、私の仕事にとって良くない方に変化しているので、、、

 

写真はパリの夕食時です。以前はよく、海外出張は嫌いです、なんてすかしてましたけど、、、こうなってみると、無性にパリに行きたい。パリのともだちに会いたいなと切実に思う瞬間が、時折あります。

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2020年

9月

05日

新手一生

再来週には新学期が始まるというのに、いいかげんリモートの撮影始めなきゃいけないのに、訳あって最近ほとんど机に向かうことが物理的に難しくて、ネットでふらふらしながら(おとなしくだまって寝てろって気もしますけど)、升田幸三先生が「運勘技根」って。たしかに、と、思わず病室で声をだしてしまって、ほんとうにそうですよね。四字熟語も創作。人生は、話し合い、ともおっしゃってました。滋味深。がんばらなきゃなー

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2020年

7月

16日

痛風ヘルニア飛蚊症

人生の友ですね。

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2020年

6月

26日

just breathless

自宅こもってると(あるいはいつもと同じという気もしますが)いろいろ無意味なことを考えてしまいますね。つくづく人間あきらめが肝心だなということを、近頃よく思います。腹くくってあきらめちゃった方が、かえって近道だったりいろいろとスムーズに行くことが多かったりするような気がしないでもないという印象が少なからずあります。往生際よく生きたいね、、、ってなんでこんな愚にもつかないことを公共の場で書いているかという言えば、ずっと温めていた
―あるいは、全力で忘れたふりをしていた―あまり乗り気でない作業をこれからしようと思いまして、そのための序章といいますか、自分で自分を説得しているプロセスといいますか、、、

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2020年

5月

31日

リモート討論@日経学会を終えて

なるほど、いつも以上にわたわたしてしまったのと、終わった後いきなりじぶんのオフィスでひとりぼっちな状態に引き戻されるのは強烈に寂しいということ。

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2020年

5月

08日

日々のこと、いくつか

今般の事情のせいかーあるいは加齢による自然現象か―気分の浮き沈みががすごく激しくて、沈んでるときは底の底のどん底かと思うほどですが、そんなときはどんなにノルマ山盛りでも、「マイクラの自分の村に、新しい家を建て続ける」というルーティンをきめてます。だいたい2、3軒建てると自然と心が落ち着いてくるから、不思議なものです。

 

 

味覚極楽」をずっと読んでるせいか、よくお腹がすきます。鏡で自分の顔を見る限り、1日当たりの摂取カロリーは相当高くなっているのではないかと思ってます。

 

オンデマンド講義用のパワポ動画をいっぱいつくっているのですが、初期のもの(といっても2, 3週間前の話ですが、、、)を見直すと、リズムとテンポが悪すぎて耐えられなくて、全部撮りなおしてしまった。壮大な無駄。編集って難しいなと思いながら、「キッスで殺せ」を見たりもして。

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2020年

4月

11日

remote lecture

カメラに向かって話す以前に、解説をパワポに合わせて録音するのも難しいです。変な緊張感。これはいっぱい練習しないとなあ、、、

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2020年

3月

04日

7年しごと。。。

サイモンフレーザー大学に在外研究中に出張したダラム大学で、当時は AngusGuido もダラムだったので、そこで打ち合わせたのが 2013年なので、7年しごとに、なりました。本来でしたら!を多用する案件なのですが、さすがに!!を使う気持ちにはあまりなれず。。。なんといっても、自分の変化(という名の加齢と堕落)を痛感しているのであります。もうあっという間の7年間、、、ではぜんぜんなくて、ただひたすら一切皆苦で長かったな、、、っていい年して、頑張ってるアピールははずかし見苦しいですよってこのあいだそこはかとなく誰かに諭されたような記憶がありまして、思いっきり腑に落ちたので、今日のところはここらへんにしてやるか。以上、7年もかけて論文でましたよー!っていう頑張ってるアピールでした!!(写真はダラムの川、色にとっても惹かれました、もちろん大聖堂も。)

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2020年

1月

01日

厄があけたら

昨年は大厄の後厄年で、ただひたすらそのせいのみによって、痛風になったり飛蚊症になったり頚椎症が悪化し続けたり、かなり悲惨な状況だったせいか、心身ともにわりに深刻な不調が続いていたのですが、1つ前のブログエントリにその雰囲気がにじみ出ているように、「線香の火」すらリアルに消えそうになっていたのがウソのように、つきものが落ちたように、きわめてさわやかな気持ちで、日向坂とプライマルスクリームとチェインスモーカーズとU2などが混在したよくわからないプレイリスト聴きながら研究してます。大厄があけたら。体の方は相変わらずですが、とりあえず懺悔を常に強いられているようなよくわからない気持ちがなくなって、リラックスして研究活動に勤しんでいる元旦になりました。この状態が続けばいいんだけどな。朝、無理しないけど怠けない、怠けないけど無理しない、を今年の目標にしたのが効いたのでしょうか。

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2019年

12月

21日

線香の火を消さないように

研究が止まりそうになるときは、中谷宇吉郎の「線香の火」。以前に読んだ時よりも、重み深みが増しているようです。博士号とってから、来年で15年か。

 

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2019年

11月

15日

加齢感

さいきん加齢感をかみしめる機会が増えてきているのはここでは周知の事実ですが、目・首・足の親指あたりに感じることが多いわけですが、他にも、都市経済に関する文章を書いてるときに、「都市の成果」と書こうとしてるのに、私の親友である Let's Note CF-SV が「年のせいか」と口ごたえしてくる時なんかも、ちょっとしゅんとしてしまいます。

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2019年

10月

04日

がたがたがたっと

痛風(9/24)、なんかよくわからん断続的な湿疹、頚椎症。加齢、老化、生活習慣という言葉をお医者さんからいただく機会が増えたような気がします。そして関係ないけど、だれかストレスを見える化できる商品を開発してくれないものかなあ、ドラゴンボールのスカウターみたいな感じで。

 

(左目飛蚊症・光視症 (10/17), その他もろもろが追加!それなりに節制してるつもりなのに(つもり、というところがいけない)、なんかばちがあたってるようです!)

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2019年

9月

13日

英語進歩なし

ロンドンでの共同研究を終え、学会発表のためにイタリア、バーリへ向かった際、乗り継ぎ便まで少し時間があったので、時間も夜でしたから夕食を兼ねガトウィック空港で、Stella のタップを指さしながら

「This one, please.」

ってビールを頼んだのですが、30届くか届かないか位に私には見えた、いなせな雰囲気の店員さんは、私からパスポートを受け取るや否や、ページをすごい勢いでぺらぺらとめくりつつ

「Where's a pizza?」

って私の耳には聞こえたけど、とりあえず意味不明だし、いつものごとく私、ちゃんと聞き取れてないんだなって、うすうすには感づいてはいたものの、

「Pizza, please!!」

と元気よく言ってしまった。ちょうどピザかフィッシュ&チップスかで迷っていたところだったので。いさぎよく見切り発車。そうしたら店員さん、パスポートのページをめくる速度を神経質とさえいえる様子で加速させながら、しかし物腰は柔らかに、

「No, I need your "pizza."」

ああそうか、なんだ俺のピザが食べたかったのか、ってすとんと腑に落ちてしまった、はずもなく、お友達になりたいの?とか、お腹すいてるの?とか、ピザは何かに対する比喩?などなど、いろいろの不思議な考えが頭を交錯したのですが、突然、店員さん、パスポートをめくるのをすたっとやめて、ほっとしたよ、という体の満面の笑みで、パスポートの私の写真を指さしながら、

「Your picture」

その瞬間、私はなるほどと思いましたね、pizza じゃなくて picture かと。どれだけ行っても進歩しない私の英語、 そして外国における想像力の致命的な欠如、、、

 

(写真はその時の戦利品、最高でした。)

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2019年

8月

19日

自己欺瞞、あるいは精神的錬金術

最近良くない思考パターンがあって、まず、あっ、このジーンズ買おうかな、などと思う。仮にそれが2万円くらいだとして、次に、いやちょっともったいないかなしかし、いやでも今買わないないとしかし、いやまてよでも、、、などと逡巡する。そして、堂々巡りを浪費した結果、あきらめる。最後に、そういえば今2万円節約したんだから、軽くワインくらい飲みに行ったって罰は当たらんだろう、と思って無駄に無駄遣いする―――その時は本気でそう信じ込んでるところが、自分でもちょっとこわい。

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2019年

7月

17日

人生初?

実証研究が Applied Economics Letters にアクセプトされました: Novelty-Seeking Traits and Applied Research Activities," Tat-kei Lai and Kenji Sato との共著。

 

 

長い道のりだったし、どちらの共著者とも幾度となく打ち合わせたし、実証オンリーは人生初だし、ほんとになんだかうれしくて仕方ないです。

 

 

 

あえて雑に言いきってしまえば、

  • 「新しいモノ好きな国民性」は基礎研究活動にはプラスだけど、応用研究活動にはマイナスかもしれない?

がパンチラインです。もうちょっと正確を期せば、

  • 「新しいモノ好きな国民性」は自然科学研究のような基礎研究活動にはプラスだけど(Goren 2018)、
  • 特許等の知的財産権取得につながるような応用研究活動にはマイナスかもしれない、可能性があるかもしれない?(本研究)

です。実証的には「本当?」、本当と suppose すれば、実証・理論的に「なぜ?どのようにして?」が次の自然なクエスチョンと思います、が、なにはともあれ、、、です!

(写真、パリで共著者がふるまってくれた中華料理で、プロかっていうくらいおいしくて、良い思い出です。私の写真が下手なのが極めて残念です。)

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2019年

5月

31日

To Japan

今回、どうも体調がすぐれなかったような気が、、、食べて寝て研究してちょっとビール飲んで。2杯くらいで十分な感じです。何はともあれ、原稿を書ききったのは朗報です。公園の近くに泊まったおかげで、ごく自然にリフレッシュできました。

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2019年

5月

23日

体が資本

(何年越しだろう、、、)ようやく、なんとか、どうとう、セミナーで very preliminary, please do not circulate とか書いて配布するくらいには耐えうるだろうと思われる第一稿らしきものができたので、ほっとしました。今回は体の具合が本調子じゃないみたいで、あるいは単なる老いか、食欲がそうでもなかったりと、以前完食できていたものができなかったり、なんだか頭がうまく回転しなかったりと、まあ年齢か、どことなく苦しい立ち上がりの様相を呈しております。合間合間に散歩をはさみ、気分を変えてみたり、目下調整中です。

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2019年

5月

19日

Paris Already

あさ、たいして所要時間も変わらないようなので、打合せ場所まで歩いて行こうとおもい、ホテル近くの公園を横切ったが閑散としてたな。日曜の午前中だからか、小雨のせいでしょうか。たしかに、なかなかに肌寒かったので、なんとなく羽織ってきた厚手のフーディーでちょうどよかった。雨もしのげましたし。

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2019年

5月

04日

英語の勘違い

(updated on 4 May, 2019) 以下すべて、Oxford Advanced Lerner's Dictionary より

 

 

 

 

 

 

  • 気付いた瞬間青ざめました、なんでこんな勘違いかと、恥以外何物でもないです、、、novelty [ˈnɑːvlti] ですよねそりゃ、[nɑːˈvlti] (まちがい)はないわね。国内外で恥をかき散らしておりました、早く言ってーって感じです。英語は常に遠ざかる、なんて粋がっても、いやー。
  • reference ['refrəns] (リというよりはレなのか、、、)
  • hurt [hɜːrt] と heart [hɑːrt]、、、後者は BrEだそうで: hurt [hɜːrt] と hurt [hɜːt], heart [hɑːrt] と heart [hɑːt]. r の有無で、わけもなく後者に傾いてしまう。どうぜ正しい発音ができるわけでもないのに、、、
  • effort ['efərt] と effort ['efət]. 一時期、effect [ɪ'fekt] がイフェクトなら、effort もイフォートだろと、発表とかで 結構、イフォートイフォートうるかった暗黒時代があった
  • よくあることだけど、でも refer は [rɪˈfɜːr] なんだよなあ
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2019年

4月

06日

ランキング

わたし、ありとあらゆるランキングが好きなのですが、住みたい街ランキングとか、好きなお酒ランキングとか、訪問したくない街ランキングとか、、、IDEAS/RePEc ランキングとか。ざっくり、論文で測った大学学部ランキングなのですが、われらが中京大学経済学部が健闘しておりまして、深い意味もなくテンションあがりました、ちょっとだけ。

https://ideas.repec.org/top/top.japan.html#inst10

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2019年

3月

18日

日比谷公園

日比谷公園のベンチでパソコンひらいて仕事している人が、とてもスタイリッシュに見えたので、マネしてぼくも開いたけど、いくらなんでもまわりが明るすぎて、仕事にならず、している振りにとどまった。パソコンの力不足か、ポジショニングのせいか、自分の目が悪いのか、あるいは、そのかっこよいひとも実は振りなのか、、、15分くらい耐えてたら目がいたい。

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2019年

2月

21日

DP一回り

産業革命サイクルに関するDP at 経済産業研究所 を発行しました!

 

と What's new? で書いてて思ったのは、この論文、共著者から最初に話を頂いたのが、私がまだ研究員だった2007年だったので、それって、ちょうど十二支が一回りしたってこと、それは亥年に始まり亥年に終わった、って語れるくらい、すっと論文がアクセプトされるといいなあ、、、

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2018年

12月

03日

パリにいても

もうかれこれ、丸2日半ほとんどホテルに閉じこもって、なんやかんや仕事してます。近所のスーパーと(イギリス系の Marks and Spencer)、徒歩30秒の一風堂以外は、部屋で作業してて、日本にいるときよりも首痛が深刻です。わたし本当にパリにいるのかしらとすこし不安になってきました。共同研究、なんとかドラフトのドラフトくらいまでは、こぎつけたい、、、

(おいしくて、もりもり食べたら、結構なカロリーでした。)

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2018年

11月

29日

クイーンの映画

先日、とある親切な後輩の推薦に従って、ボヘミアン・ラプソディを観に行ったら、とにかく最高だったんですが、ところで今オペラ座の夜を聞きながら仕事してます。

 どうでもいい話だけど、いまさらながらボヘミアンの歌詞に感動したり、The Prophet's Song とLove of My Life との連結がよすぎて泣いたり。この年になって、アルバムへの思いが深まるとは、若い頃には想像してなかった。映画って、あるいは経験ってすごい。などと思いながら、なんとかノルマを切らそうと、仕事をがんばればがんばるほど、机の上のノルマが増え続けてるって気がするってのも、パリにいて、しかも怠け者の自分がしぶとくやってるなんて、これも昔には思いもよらないことで、なんだかキツネにつままれたような、騙されてるような、不思議なかんじです。

(元気があるときは、大学から凱旋門まで歩きます。その道、たぶんアベニュフォッシュっていうのかな、の写真。人が少ないのがいいです。)

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2018年

11月

28日

簡単にはいかない

論文、最初のドラフトくらいはもう書ききれるかなと思いきや、やっぱりそう簡単にはいかず、ふう。ストレスというわけではないのですが、Chez Fernand を再訪して、いっぱい食べました。この骨髄料理はめっちゃワイルドで、完全に好みと合致。はまりました。

タルタルを組み合わせれば至福です。研究の方は、一難去ってまた一難という感じで、若干嫌な流れを感じないでもないのですがレフェリーの依頼もこの数日で3本きたし、でもおいしいお料理でほんの少し元気が出ました。Chez Fernand、スタンダードで、タルタルもとてもよかった。それにしても、この二品を一人でゆうゆうと完食できる41歳、自分でいうのもあれだけど、素敵です。

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2018年

11月

26日

一風堂サンジェルマン

めっちゃこんでたなあ。僕がいったときは、しかも、フランス語と英語を話すお客さんしかいなかった。続々入店で、時には行列。何食べようかなって、基本はフランス語を話す店員さんぽかったけど、こちらは英語で注文させてもらって、でも最後の最後に「麺のかたさは?」といきなり流ちょうかつ早口な日本語に虚を突かれ、おもわず「カ・タ・メ・デ?」となぜか片言の日本語になってしまう。ホテルの方も、毎朝、出がけに「いってらっしゃい」とこれまたとてもきれいな発音の日本語で送り出してくれる。ごくごく自然に「いってきまーす」といいながら大学に向かうというレベルで。オデオンのあたりに泊まってますが、みなさんお上手ですね。自分のフランス語を思うとね、、、

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2018年

11月

24日

パリは摂氏3度だった

パリ出張、最初のミーティングを行ったところ、苦節何年か(たかが2年くらいだけど)、ようやく論文のドラフトが完成するんじゃねえかというような手ごたえを感じたような。気がしました。なんとなく気分がよかったので、ホテル近くのレストラン Chez Fernand にて1人飯を。めちゃくちゃ混んでて、ファミリーとか、仕事の仲間とか、カップルとか、観光客とか。1人はもちろん私だけなので、日頃より縮こまった自尊心を精一杯に膨らませて、雰囲気づくり、一人でもさみしくないぜアピールにつかれた。しかし、お料理はとてもおいしかった。いつもお世話になっている方ご推薦のお店、本当に、とてもおいしかったです。(かなりがんばって、こっそりとった写真、、、スターターにと頼んだもの。)

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2018年

11月

09日

プロジェクトの紹介

私が経済産業研究所で担当させてもらっているプロジェクトの紹介を書きました: 

https://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0507.html

 

 

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2018年

10月

24日

「新しいモノ好き」の経済分析

新しい商品やアイディアを好む国民性が、かえってイノベーションの邪魔をする?

 

というようなテーマの論文を書きました(新奇性追求傾向とイノベーション)。苦節5年、なかなかなかなか、はやく publish したいです。

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2018年

6月

10日

相棒の意外な一面

2014年から愛用している、私の研究と教育活動のすべて―シミュレーションから執筆、パワポ、プレゼンまですべて―を担ってきたノートパソコンが、一意性しらなくて、市井政とかいってて、ちょっとびっくり。私の知らない、意外な一面を見た気がして、裏切られたということでもないけど、こいつ何いってんだと、、、

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2018年

5月

12日

ホームシック

パリ行くと空港ついた瞬間にラーメン食べたいけど、日本で仕事してるとパリに「帰りたく」なる、ちょっとお茶目なないものねだり。

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2018年

4月

26日

新学期早々にありがちな、たわごと

頑張ってるはずなのに、すごい勢いで仕事がたまっていって、減少に転じる兆しをまるで見せようとしない、今年の4月。でもおいら負けないよ。

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2018年

4月

05日

研究費2018

ずっとどきどきしてたのですが、科研の基盤研究C(3年)が通ってたようなので、ほっとした。トヨタ財団の個人研究助成プログラム(2年)も。こちらは、採択率 3.3% と知りびっくり。人生史上最も狭き門をくぐってしまったようである、というか、身の引き締まる思いであります。

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2018年

4月

04日

つかれたときに

癒されるケイオティックな味わい、心身の疲労に効くようで、個人的な偏愛の対象となっている、驛釜きしめんの天とじ。

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2018年

4月

03日

ぼくが「経済学者」になった日

いわゆる「安田リスト」に名前が登録され、ここ数年来の目標を達成した。次は星をゲットしよう。

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2018年

3月

30日

初カフェ、初タルタル

初カフェしました。今回は節約とホームシックと変則的な旅程の合わせ技で、そばとかラーメンとか中華とかをよく食べました。とはいうものの、行きつけのカフェ(とあえて粋がる)で初タルタルしたら、しみじみおいしかった。お勘定の方がもうすこしあれだとあれなんだが、、、

 

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2018年

3月

26日

セミナーの前はいつも風邪ひく

日々、厄年を噛みしめて過ごしている身としては、ちょっとでもいい事があると、いやいやそんな、まさか?でも厄年だしそんなはずは、もしかして?などと自問自答してしまう。離陸前の機中、technical problem とやらで2時間以上またされたり、へんな風邪ひいたり、洋服忘れたり、いかにも厄年的エンターテイメントを享受しては、厄年厄年とつぶやき、なりたけの醤油ラーメンがとってもおいしかったり、めずらしくパリが快晴だったり、セミナーに若干の手ごたえを感じたりするなど、ちょっといいことが起こると、好事魔多し、などと自戒する。厄年の人はみんな同じことしてるので、こんなこと書くのもつまらないことだが、あと約9か月ですか。健康に気を付けて頑張りたいです!

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2018年

3月

16日

またまたパリに来る

パリダイエット決行中につき、Cadet 駅あたりにあるホテルから大学まで歩いたら、早々に靴ずれして、大学ついたころには血だらけで、というのはうそなんだが、いたくていたくて、ミーティングに集中できなくて。おそらくは、おろしたてのコンバース+裸足、が敗因ですが、なぜ私はこの手の失敗を繰りし続けるのか、、、不思議ですね。

 途中、痛みに耐えかねて休憩したときの写真です。気のせいか、湖面も実に薄暗く、暗澹たるかんじです。途中、メトロに切り替えるタイミングは何回もあったのだけど、初志貫徹を優先した次第です。

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2018年

2月

20日

新しいディスカッションペーパー

Innovation and Inequality in a Monetary Schumpeterian Model with Heterogeneous Households and Firms (with  Angus C. ChuGuido CozziHaichao Fan, and Chih-Hsing Liao), MPRA Paper 84711, February 2018.  

 

Abstract: 

This study develops a Schumpeterian growth model with heterogeneous households and heterogeneous firms to explore the effects of monetary policy on innovation and income inequality. Household heterogeneity arises from an unequal distribution of wealth. Firm heterogeneity arises from random quality improvements and a cost of entry. We find that under endogenous firm entry, inflation has inverted-U effects on economic growth and income inequality. We also calibrate the model for a quantitative analysis and find that the model is able to match the growth-maximizing inflation rate and the inequality-maximizing inflation rate that we estimate using cross-country panel data.

 

いつか日本語に意訳しま

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2018年

1月

05日

厄年の功

人に言われて、今年厄年だそうで、新暦でまだ数日の厄年経験ですが、(論文リジェクトのような)どんなにひどい、耐え難い出来事が起きても、厄年だからしょうがない、とつぶやくと、けっこう気が晴れます。厄年だから、ひどいことが起きてもあたりまえである。と、大概のことには、やっぱりね、って言いながら、乗り切れる、気がする。厄年にも功があるのかな?飛行機が遅れても、荷物がなくなっても、階段で転んでも、I knew it って、強がる心構えで、今年も頑張ります。

(写真は、ルイヴィトン美術館出張先から散歩がてら、歩いて行ける。)

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2017年

12月

12日

パリを去る

しばしの別れ、ということで、共同研究者とランチに行き、すごくディープらしいお料理を食べました。La Vie d'Ange にて、Andouille Guemene という内臓料理でした。フランス人の中でも、かなり好き嫌いが分かれるらしい。いろいろ説明してもらっている中、お店の方の言葉尻に、ちょっとおまえさんには早えんじゃねえのかい的オーラを勝手妄想し、その勝負受けて立つということになった独り相撲です。とてもおいしくいただきました。いつかまた、食べにきたいです。

 

 やはり海外に滞在していると、他に特段することもなし、研究と食事とお酒がすすみますね。日本にいたら、ちょっとできないよな仕事も、はかどりました。

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2017年

12月

10日

観光

掃除の間、コーヒーでも飲もうと思って外に出たら、カフェがどこも混んでいて(土曜日だ)、なんとなく、アンヴァリドまであるいて、オペラ経由で、シャトレレアル(って読むのだろうか)に行った。ショッピングモールのフリー wifi を頼りに。20分くらいか、ふらふらしてから、帰りは、健康と観光のため、1時間くらい歩いてホテルに帰った。とても寒かった。

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2017年

12月

09日

週末

気づいたら、パリ滞在も終盤を迎え、じゃっかんやり残したことがあり、週末はホテルで自己監禁して頑張ろうと思います。計算間違いや場合分けの見落としが多くて、最初の計算、検算その1、検算その2、全部、結果が違う時、困り果ててしまいます。検算その3をする勇気もなく、結局、共同研究者に確かめてもらいました。なにもかもすべて時差ぼけが悪いんだと思います。

(写真は L'Atelier du Tartare。友達に連れてってもらいました。写真のセンスがラックしててあれなのですが、本当は、味も盛り付けも、非常に洗練されてて、とてもおいしかった。 )

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2017年

12月

07日

カフェ エッフェル塔からアンヴァリッドあたり

エッフェル塔のわりと近くに宿泊していて、帰り際、よく塔をしたから見上げながら、歩いてます。帰り道の途中にあるカフェコンスタン、カウンターでシチリア出身の店員さんと、白ワイン飲みながら、ぐだぐだからんでたら、

「あなた日本人だろ」

「はい、なんで?」

「実は、うちのシェフも日本人」

みたいなことで、おどろいたな。直接お話しする機会はなかったけど。だからというわけではなく、料理とても好きです。何食べても。

 写真は、しかし、ホテル隣の、いきつけのカフェです(Le Petit Cler)。2日に1回、タルタル食わないと生きていけない体なので。ここも人気店みたいで、食事時になると、地元の人でにぎわってます。ちなみに、研究もちゃんとしてます、念のため。

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2017年

12月

04日

空腹

完全に時差ボケで、ほとんど、日本時間で生活しています。定常状態における条件はエクスプリシットに導出しているのに、解析的にクリアーな結果が、どうしてもとれない。パリも明け方に差し掛かり、一本の数式をじっとみつめて、それといっしょに、うんうんうなっていると、なんだかおなかがすいてきました。夜――といっても、早めの夕食ですが――なに、食べようか。昨日のカフェコンスタンに、もう一度いってみるのも手である。気になる料理が、まだけっこうメニューにあったから。

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2017年

12月

03日

little by little

一生懸命時間を投資しても、研究がほとんど進まないこともありますが、今日はそんな感じの一日でした。歩きながら考えると、よいアイディアを思いつくこともあるので、気分転換に、エッフェル塔付近からオペラの方まで散歩してみましたが、あまりに寒すぎて、寒い寒い、と念仏のように唱えながら歩いていたので、あまり頭も働かず。

 ホテルに帰って、けっこうよい時間になっていたので、近所にあるカフェ(Cafe Constant)に入ったら、とてもおいしかった。後で調べたら、ガイドブックとかにものっている、人気のお店みたいで、実際混んでました。おそらくは日本人と思われるお客さんもいたような。値段も普通のカフェと同じだし、これはおすすめできる、とてもよいお店でした。(写真は、starter に頼んだ、牡蠣とサーモンとなんとかのタルタル。)

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2017年

12月

01日

たまには

研究室のお留守番中に、問題をうまく回避するやり方を思いついた。パリへの機上で、何時間もうんうんうなって、まったくお手上げだったのに、やはり、持つべきものは、忙しい共同研究者です。その後、ちょっと気が向いて、日替わりプレートを夕食にしました。パリのカフェで魚を食べたのは、はじめてな気がする。このスプーンがささってる、ソースがおいしかった。おかげで、パンを食べ過ぎました。(場所は、前日と同じく、Le Petit Cler です。Cler 通りに泊まっているので。)

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2017年

12月

01日

時差ぼけと腰痛

時差ぼけと腰痛でしんどいです。共同研究者はとても忙しい人で、いろいろな人が訪ねてきては、ミーティングやらなにやらで、彼女を連れだしていきます。いま、僕は、彼女の研究室のお留守番をしながら、理論モデルの問題点の解決方法について考えています。

 エコノミーで12時間のフライトは、体に答えます。まず、ずっと座っていたので、腰が痛いです。あと、全然寝れなかったので、時差ぼけがひどいです。眠いとき、研究室から外を見ると、パリだなって思います。

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2017年

11月

30日

寒い

パリはとても寒く、ときおり吹雪いたり。研究するにも、暖房とコーヒーは欠かせないです。あと時差ボケも苦しく、昼夜逆転しつつ、これからミーティングです、、、

(写真は Le Petit Cler にて。吹雪の写真撮りたかったけど、寒すぎて、手が痛くて無理でした。)

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2017年

11月

29日

パリ2017冬

パリについたのは17時くらいだったけど、そこからバスでホテルについたのは20時くらい。とりあえずビール飲んで、タルタル食って寝ます(at Cafe Roussillon)。今月は、なんだかんだ大変で研究に時間がさけてなかったので、パリでは存分に頑張ろう。今度はエッフェル塔の近くに宿泊してます。

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2017年

9月

30日

新しいディスカッションペーパー: Receptivity and Innovation

Furukawa, Yuichi, Tat-kei Lai, and Kenji Sato, "Receptivity and Innovation," MPRA Paper 81536, September 2017. 

 

 

 

Abstract: 

In this study, we investigate the relationship between receptivity to novelty and innovation. Consumers’ receptivity to novelty, as an individual propensity toward new goods, might be perceived to encourage innovation at the aggregate level unambiguously. On analyzing data from the World Values Survey and the World Intellectual Property Organization, however, we find that there is an inverted U-shaped relationship between average receptivity and innovation at country level; receptivity may not always be conducive to innovation. To capture a mechanism behind this counterintuitive fact, we develop a new dynamic general equilibrium model with the understanding that innovation consists of two separate activities of inventing new goods and introducing them to the society. In our model, consumer receptivity encourages firms to invent but discourages them from introducing. Interacted with population size and the elasticity of substitution, these opposing forces generate a non-monotonic relationship. While economies with moderate receptivity can achieve sustained innovation and thereby long-run growth, those with too much or too little receptivity are likely to be caught in an underdevelopment trap, in which innovations eventually fail. These results suggest a theory that explains the inverted-U.

 

概要 (古川の独断で、やや、かみ砕いて書いてます)

 

 消費者が、新しいアイディアや技術を受け入れる(以下、受容する、と呼ぶ)傾向を強く持つほど、経済全体のイノベーションは活性化すると、一般には考えられているかもしれない。しかし、世界価値観調査(World Values Survey)と世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization)のデータを分析すると、国単位で見た、平均的な受容性とイノベーションの間には、逆U字型の関係があった。この結果は、公衆のもつ受容性――新たなアイディアを受容する性向――は、必ずしも、経済全体のイノベーションに貢献しないかもしれないことを意味する。

 この事実の背後にあるメカニズムを理解するために、本研究は、新商品を発明する投資活動と、発明された新商品を社会へ導入する(浸透させる)投資活動を、明確に区別した、新しい動学的一般均衡モデルを開発した。このモデルにおいて、消費者の受容性は、均衡において、企業の発明への投資を促進するが、導入するため(浸透させるため)の投資に対するインセンティブは、かえって低下させる。この研究は、これらの相反する効果は、人口規模や代替の弾力性と関連しながら、非単調な関係を生み出すことを示した。消費者は中間的な受容性レベルを持つ経済は、均衡経路上にて、イノベーションと経済成長を持続的に達成できるが、受容性レベルが強すぎたり、弱すぎたりする経済は、長期的にはイノベーションと経済成長に失敗してしまうような均衡、いわゆる低開発の罠、に陥りやすい。これらの結果は、逆U字を説明する1つの理論を提示している。

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2017年

9月

17日

なぜかいま、高槻に

います、台風18号が接近する中。スタバとドトールを往復しながら仕事(めいたもの)をしてますが、台風くるから、気が散ってしょうがないなあ、という言い訳が成立する状況が、楽しくて仕方ないです。

 ところで、潜在的な仕事の選択肢が拡散しがちな、昨今、自分の中のルール2つ。最もめんどくさいと感じることをあえてやる(抗・現状維持バイアス)、結果、とてもつまらないと感じる仕事もやることになりますが、どんなつらまないことでも全力でやる(結果はどうあれ、自分の修行にはなるから)。もういちど、ところで。いわゆる「意識高い系」が、本来の意味における意識が高い人にメタモルフォーゼすることって、あるんでしょうか、最近、そんな夢を見てます。

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2017年

8月

30日

リスボンの食事

リスボンでは、干しダラとタコの料理を食べたおしました。特に、タラとフライドポテトの卵とじ(バカリャウ ア ブラス)は、すごくおいしくって、口にあったというか、ほとんど毎日たべました。前にも書いた、近所のお店 (Dois Arcos)で。あと、タコもいろいろ、食べましたが、共著者の Antonio Neto に夜ごはんをつれていってもらった Rabo d'Pexe のタコは(写真)、すごく洗練されていて、おいしかった。天ぷらとか寿司とか、いろいろあって、地元ワインも多く取り揃えていて、名店でした。いつか再訪したいな、んて言ってると、食べてばっかりで仕事はどうした、という気もしますが、仕事に精を出した後のビールとワインとポルトガル料理は、とてもおいしかった、ということでした。

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2017年

8月

27日

無題

帰国後、早速、レフェリーの催促が来ていた。忘れたふりするのも、限界なので、今日1つ仕上げよう。来週頭に、たしか、もう1本、ある。学生の頃の夏休みを思い出してみる。

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2017年

8月

27日

学会と打ち合わせと疲れとタコと

EEA/ESEM (リスボン)に出席しての、雑感★2つほど、非常に印象に残った報告があった。あと、Aghion の Presidential Address も、すごかった★会場が飛行場の近くなので、かなりの頻度で、轟音が鳴り響いていた。なぜだかエアコンがない部屋もあって、窓を開けながらのセッションで、一種の精神修養になった★毎日、Paris から来ている共同研究者と、午前中、共同研究打ち合わせをした。タフだったけど、目を見張る進展があった、気がする★毎日、ひざを突き合わせて打ち合わせると、一味違う。のか、Lisbon パワーかもしれない★OECD Lisbon の共同研究者とも、数回打ち合わせ。最後、おいしいレストランに連れ行ってもらった★自分でいうのもあれですが、結構、集中して打ち合わせたので、くたびれた★そのせいか、ビール一杯程度で、結構ふらふらになります。

 

写真。ホテル近所の、本当に普通の、小さなレストラン (Dois Arcos, Lisbon) で食べた、タコのサラダ。ここのが一番安く、いちばん口に合った。酸っぱすぎず、甘すぎず、コリアンダーがちょうどよく。僕の写真では、その良さを伝えきれないのが、無念。他の料理も、どれもおいしかった。最後の夜、また来ます!と軽々しく放言し、何食わぬ顔で立ち去った。

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2017年

8月

16日

夏休みのはなし

採点が、終わった、ようやく。今年はひどく時間がかかりました。やる気の問題もあったが、加齢感がとにかく体にまとわりついて、どうしようもなく、この遅れは避けられなかったです。あさってからは、ポルトガル出張で、共同研究者たちとミーティングしたり、ヨーロッパ経済学会での、共同研究者、Antonio Neto さん(Junior Economist at OECD in Lisbon)による共同研究の報告に参加したり、ビール飲んだりします。目玉は、まさに正念場を迎えつつある、パリの友人との共同研究打ち合わせがあるので、いまから緊張しています。論文完成の、そしてパリ再訪の stepping stone になるように、なんとか目に見える成果を、小さくても、作りたい。と意気込んでます。帰国後は、高校生向けの講義の準備が待っています。いい年して、不意に意識高い系を標榜しだした者として、質はともかく、けっこう充実した夏休みになりそうじゃない?と、そこはかとなく、慎ましやかに、誰かに大声で伝えたくて、小さい自分を少しでも大きく見せたくて、このネットの極辺境地帯に書きました。読んでくれた方、どうもありがとう。(写真はポルトで、今度はリスボン。)

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2017年

8月

07日

ついに夏がきた

いつものことながら、後先も考えず、試験やらレポートやらを、その場の勢いでやり散らかした結果、あえて勘定すると、2000枚以上の試験・レポートの採点がまだ残っていて、それに毎授業やってる演習レポートを含めたら、桁が1つ、、、という危機的状況のはずなのに、ふと気が付くと、論文書いてたり、研究室の掃除を始めてみたり、誰も読んでいないブログにグチを書いてみたり。これがいったい40歳のクオリティなのでしょうか。

 写真はポルト、でもリスボンの共同研究者に会いに行くのを、とりあえずの目標にがんばろう。

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2017年

5月

14日

パリから帰る

滞在中に大統領選挙があり、その翌日にVictory in Europe Day があり、ちょうど今日、大統領就任式があったり。滞在中ずっと体調不良で、ようやく回復の兆しがー共同研究者と歩調を合わせるかの如くー見えてきたり。他方、研究三昧で、パリにいながら観光もせず、食事以外は研究室に閉じこもって、うんうん、うなってました。お酒も(少し)控えました。なんだか不思議な、情けないと言えば、情けない気がする。しかし、研究相手は親切な人で、毎日、濃密なミーティングができました。華やかさに欠くものの、素直に楽しい時間を過ごすことができました。旅行というより、普通にデイリーライフを送った感じで、目下、完全に Parisian 気取ってます。というような、戯言も口にしたくなるような、そんな時間です。意味もなく Queen の Teo Toriatte を聞きながら、空港でカウンターがあくのを待ってると、そろそろ帰りたいような、でも去りがたいような、なんだか不思議な気がします。

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2017年

5月

06日

ドフィーヌへの通勤路

体調と研究のことだけ考えて、過ごしております。ビールや食事の誘いを断るのは、自然の摂理に反するようで、なんとなく気になりますが。こういうタイミングで、結構手間のかかりそうな revision request が来たりして、研究三昧です。なんとしても共同研究を形にしたい、タルタルステーキとお酒を断ち、という意気込みのようですが、体調が回復したら、どうなるかはわかりません。

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2017年

5月

04日

パリ2017

なかなかに迂闊な、反省のない人間なので、出張時に狙いを定めたかの如く体調を崩すことは、比較的よくあります。昔、例えば、仙台やデンマークの時は惨事でしたが、今回もです。飛行機の乾燥には、負けが込んでます。マスクを買おうと思ったけど、あまりにも長蛇の列で、、、。結構、声もガラガラなので、心配でしたが、共同研究相手もゴホゴホやってたので、ちょうど中和されたに違いない、かわいらしい日仏のバイキンたちが入り乱れ、エイヤエイヤとつつき合ってるイメージです。仕事しよう。(写真は前回も今回も通勤路です。同じ場所でも、季節によって、大分違って見えます。)

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2017年

4月

07日

深い意味もなく

好きな本の1つ、からのよく思い出す1文。勉強がわるくないのだ。勉強の自負がわるいのだ。(太宰治『如是我聞』)気が高ぶった時によく読み返します。自分の性質上、よく気が高ぶるので、よくよく読み返すことになります。

(レイクルイーズの写真、懐かしい)

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2017年

3月

21日

動学的最適化に基づく均衡サイクル

4月から始まる春学期は、非常勤3コマを含め、けっこう講義が多いので、研究に取れる時間が激減することは、去年の経験からわかっていたので、それに備えてか、1,2、3月はちょっと無理して頑張った結果か、偶然か、ディスカッションペーパーを3本書ききった。僕にしては多い数字ですが、これも、動学的最適化に伴って発生する内生的サイクルの1種でしょうか。(写真はバーリ出張の途中で下りた、ミュンヘン。)

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2017年

2月

25日

帰名、という言葉を最近知った、from Bari, Italy

雑感。長時間のフライトによる疲労が、年々、ひどくなってる気がする。あるいは、疲労回復を実感できず、疲労が疲労のまま、身体に蓄積されているような気がする。手足のしびれは精神的にも辛い。また整形外科に、、、なんていう、疲労自慢、不健康自慢は、昔から大好きなんですけど、はたから見れば、それで?っていう感じしかないでしょう。昨日、ネット記事読んでて、自分が、意識が高い人なのか、意識高い系なのか、そもそも意識が低いのか、どれなんだろう、最近悩んでいます。自分ではわからないので、SPI の性格適性検査みたいに、簡単に判断してくれるツールがあるといいんだけど。(写真は滞在先近くの小道)

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2017年

2月

18日

Bari, Italy, II

こないだフランスいたから、フランス語が口をついて出ちゃって、なんてことは全然なくて、大学の1室を借りて仕事をしているとき、ノックがある。あ、友人が迎えに来たなと思う。でも、意外に集中していて、一瞬ここがとこだかわからなくなり、つい、はいっ、としゃきしゃき答えてしまう。いやちがうわ、混乱する。アントレ、じゃなくて、えっと、たしか Come in だ、 あれ、でも友人は研究室からとことこ歩いてきたんだなあ、あ、よし、Come on in って言おう!なんていう頃には、既にドアは開いている。

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2017年

2月

18日

Bari, Italy

バーリ大学でのセミナーでは、非常に重要な点を指摘された。投稿前に気付いて、有益だったと思う。それとは関係ないが、時差ボケなのか、たんなるボケなのか、とにかく眠くて、頭にモヤがかかったような状態が続いていて、活を入れるため、エスプレッソを飲みまくるしかない。日本では通常こちらでいうところのロングコーヒーを飲んでいるので、エスプレッソだと、3、4杯くらいは一気に飲みたくなるが、恥ずかしくてできない。6人くらいの大人数になると、完全に話題から取り残されることがある。これはパリもポルトもグアンジュでも同じで、にもかかわらず、あんまり悩まなくなったのは、成熟か進化か退化なのか。いずれにせよ、多少コミュニケーションが不安定でも、リラックスして友達と話していると楽しい。

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2017年

1月

19日

備忘録(ジャーナルランキング)

Top 5 ジャーナルからの引用に基づいた、ジャーナルランキング、Julian Wright (2016): 

http://economicsjournals.blogspot.jp/

 

上の方に、ぼこぼこと増えて、その分、自分の vita が地盤沈下、、、

 

自分の関連でいえば、REDなんか、ランキングはあまり変化ないけど、インパクトファクター自身は半減しているので、新規参入の影響は大きいようで。

 

つまらないことだけど、飲み会で、top 5 持ってる人が2人以上集まるとしばしば話題になる、top 5 以外まるで価値がな、、、が始まると、発言のチャンスが激減するので、手持無沙汰で、ビールやワインがすすみ、きまって飲みすぎます。

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2016年

12月

15日

Back in Nagoya

帰国して約2週間、パリで蓄積した研究意欲ストックは急速に減耗してるけど、まだゼロにはなっていないようで、授業や会議等の合間に、研究を進めています。が、精根尽き果てるのは時間の問題でしょう。幸い、来年も断続的に出張予定があるので、汲んだり尽きたりを繰り返しながら、あせらず、「牛のように図々しく」進んでいこう。

 

(写真は近所にあったカフェ、Le Maillot。よく白ビールを飲んだ。店員さんが親切で仲良くなった。一度、財布わすれて飲み食いした時、嫌な顔せず、部屋まで取りに行かせてくれた。焦りに焦って店を飛び出そうとする僕に、ジャケットを手渡してくれた。)

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2016年

11月

30日

Leaving Dauphine soon

パリ滞在の前半が終わりそうです。

 しばしば、せっかくパリにいるのに、とか言われました。いかんいかん、また日本人の評判が、とは思いつつも、研究してないとなんだか不安で、抗いきれない何かがあって、やりゃ進むってもんでもないのに、、、、今昔の思いがあります。ほとんど毎日ミーティングしてもらって、英語のクオリティをほとんど気にせず、とにかく話しまくった。来年の滞在では、もうちょっと重厚感のあるテーストで攻めてみよう。あと、IESEG School of Management でのセミナー、これは近年まれにみる大豊作だった。完全に自己満足だけど、すごい、しゅっとした発表ができた。ありがとう。

 たかだか2週間の滞在なのに、ややホームシックでした。が、いざ帰るとなると、オフィスにも部屋にも近所のカフェにも愛着があって、なんだかさみしいです。次の滞在までに、もうちょっとフランス語を練習しよう。せっかく、第2外国語で(ほんの少しは)頑張ったんだから。

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2016年

11月

29日

タルタル

いろいろあって、おもしろかった。けっこうリピートしたものもあります、自分の胃腸力を信じて。

(Le Maillot)

カルフールで買って部屋で食べたり、友達に連れてってもらったり、

ビールがすすんだりしつつ、

ぜんぶおいしかったです。2度も付き合ってくれた友人に感謝です。

かんぜんに、僕の選好に合致した食い物です。また来ます。

(最後、ワイルドな感じが、どうしても好きな Le Maillot のタルタル。いつ来ても、毎回微妙に違うテイストなのも、好き。)

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2016年

11月

24日

Paris-Dauphine VI

観光べた、というか、旅行者レベルが低いので、パリに滞在していても、自発的に観光しようという意欲はあまり湧かず、ついつい、コーヒー買って、オフィスに行って、日本ではなかなか時間を費やすことができない ― こんな、つまらない言い訳をするような年頃になりました ― 「研究」に没頭してしまう。なんて退屈な人間なんだろう、と、日本にいるとあまり感じないけど、Dauphine の同僚や IESEG の友人と話していて、また、彼らの言外の意を勝手に察したりして、自分の奇妙さから目を背けることはできない。そうはいっても、せっかくの共同研究なんだから、なんとしても成功させたい、という意識から逃れることも、またできない。とはいうものの、ランチや夜くらいはちょっと、という気持ちもあるが、旅行者レベルが低くすぎて、気が向かない。にもかかわらず、意外にもいろいろと出歩けているのは、友人たちの、親切なおもてなしのおかげです。本当に、ありがたいことです。

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2016年

11月

22日

Seminar at IESEG School of Management, Paris, V

昨日は La Defense というパリ中心部から数駅の所にある IESEG School of Management で、セミナー報告をした。Youtube で Lille キャンパス とつないだビデオ会議で、初めての体験、オンラインでの質問は、なんだか、どきどきした。(マーケッティングのような)他分野の参加者もいるなか、和やかな雰囲気の中、鋭いコメントも多く、みなさんの前向きに話を聞く姿勢に感謝したい、です。(セミナー後、「カフェ」で研究ミーティングをと、少しいきがった後、自分では到底入る勇気の湧かないようなローカルな感じのお店で夕食をとった蔡の写真。)

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2016年

11月

20日

(Away from) Paris-Dauphine, IV

パリで唯一の友人に会った。いろいろ教えてくれて、おかげさまで、こちらの生活に、少し慣れることができた。研究の話も、キャリアの話も、その他の話も、英語で話してることを忘れて、とても楽しくって。先方の人間英語力と自然体な親切さに包容されたような、そんな半日だった。明日はセミナーなので、準備をきっちり、頑張ろう。(写真は夕食へ向かう途中、シャンゼリゼ通り、クリスマスマーケットより。人がいっぱいいた。)

 

 そう、あと、とあるお店で注文の際、quatre が通じなくて、無念。お店の人が、お手本の発音をしてくれるんだけど、徹頭徹尾、まったく真似できなくて。当面は、4番は注文しない、個数は 3 つ以下か 5 つ以上にする、といった対策で乗り切るしかない。

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2016年

11月

18日

Thanks to Paris-Dauphine, III

レフェリーの仕事が、いままであれほど進捗がなかったのに、意外とすぐに片付いた。環境のおかげかなと思う。やっぱり、環境と生産性の間には、強い関係があるのだろうか。日本に帰ったら、研究室を掃除しなくちゃ、なんてオフィスでうかうか空手形を切って遊んでいたら、ランチに誘ってもらったので、行ってみる。同僚たち、みんな自然体、柔らかな感じで、明るくびっくりした。町で受ける人々の印象と、また違ったものがあって。

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2016年

11月

17日

Refereeing: Paris-Dauphine II

レフェリーレポートが終わらない。今月は厳しかった。最近は締切が4週間というのも普通だし。自分がスローなのが原因なんだけど、早く仕上げて共同研究に戻りたい、、、という焦りが、集中力を低下させ、無駄に休憩を増やしてみたり、レフェリー作業の効率性を著しく下げているようだ。(写真は、大学と宿泊先の中間くらいの道。想像以上に寒いです。)

 

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2016年

11月

16日

Paris-Dauphine

僕にとって問題なのは、英語に関わる問題の、その現れ方というかその距離感みたいなものが、とにかく変幻自在で、パリでのそれは、ポルトガルともイギリスとも、香港や台北、もちろんカナダやアメリカで感じたものとも、おそろしく違って感じられる。国というパラメーターだけでなく、自分の置かれている社会的環境や相対的なポジションみたいなものにも依存しているようだし、自分自身の身体的・精神的なコンディションも重要な要因と思う。いずれにしても、相手の性格と話の文脈をうっかりすると、ひどいことになります。特に、3人以上の会話で、かつ、自分以外の2人が親しい間柄だと、かなり厳しい。集中力と頭の回転数。ひとえに、日頃の努力不足がたたって、、、なんて言い訳しても、39年くらい努力不足なんだから、これがネイチャーだという他ない。来年、不惑の年を迎えるにあたって、なにか根本的に自分を変えるような決意が必要だと、ひしひしひしと感じています。今回も、綺麗なオフィスをお借りできました(写真)。

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2016年

9月

18日

二日酔い

朝起きると二日酔いで、どうやって寝たのか覚えていない。ただ家でワインを黙々と飲んでいたはずなので、どこかに迷惑をかけたということはないだろう、と思いたい。重い体を引きずって机に座ると、Chrome の画面に Oxford Lerner's Dictionaries の検索結果が残されていた。記憶にないけど、夜中、愛用の英英辞典で僕が検索したらしい語を発見した。曰く、

Sorry, no search result for Yuichi Furukawa

自分探しの旅、道のりは長い。

 

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2016年

9月

05日

三人称代名詞

学会討論用の論文を読もうと思って、スタバに行って、冷たいカフェアメリカーノを注文していたとき、小学生低学年くらいの女の子が、たぶん一年生くらいだと思うけど、僕のまわりをうろうろしながら、何かおしゃべりしたり、歌のようなものを口ずさんだりしていたので、微笑ましく感じ、自然とにこにこしていたら、僕より少なくとも5、6才は若そうな親御さんらしき方が、ほら「おにいさん」のお邪魔しちゃだめよ、とか、「おにいさん」困ってるわよ、といった具合に注意をしてくれた。39才の身に「おにいさん」の連呼は厳しいな、弱ったな、と思う半面、じゃあ正直に、「おじさん」のお邪魔しないの、なんて言われたら言われたらで、きっとまた別の微妙さがあったであろうとも考え、感慨を覚えた。思えば、僕も複雑な年頃に差しかかっているんだなあと。

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2016年

6月

07日

短気は損気

2年くらい前になるが、ある研究会で、ある論文について発表をした時、ある人から、かなり鋭く厳しいコメントをもらったことがあった。それ以来、研究を進めようとすると、発表のことを思い出してしまい、それが苦しくて、研究プロジェクト自体を放っておくことにした。いわゆる「塩漬け」にしているつもりで、熟成するなら儲けもの、と高を括っていたわけであるが、最近になって、不意に、そのアイディアへの興味が戻ってきたので、じゃあ久しぶりに、と思い、関連ファイルを探してみたものの、一向に見つからない。今は使っていないハードディスクやUSBメモリなども当たったが、やはりない。どこにやったかな。思いあぐねていると、ふと、当時の記憶がよみがえってくる、、、先方の言うこと、まさにごもっとも、という訳で、もうこんなひどい、低質な研究はやめちゃえ!えらく短気をおこしたもので、ファイルも書類もなにもかもを、消去、廃棄してしまった。いくら探してもないわけだ、

 今、専ら自分の記憶に頼って、この研究プロジェクトを再開させようとしている。難儀である。短気は損気と言うけれど。

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2016年

6月

04日

時間と結果

研究のための時間は、たしかに、ある程度は確保できるようになったし、フライトの時間を有効に使って、次の論文について考えたり、レフェリーレポートを2本仕上げてみたりする心の余裕もいくらかは生まれてきたようだけど、やはり、というより他ないが、時間が増えたからといって、必ずしも、研究が進捗するわけではない、という事実も、動かしがたく存在しているようで、どうなんだろう、秋学期になって、講義が減れば、この状況は改善するだろうか、もっといい研究ができるようになるだろうか。こんなことを考えていること自体、ナンセンスな気がする。

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2016年

4月

27日

研究のための時間を作る

 春学期は、愛知大学と名古屋大学の非常勤講師をお引き受けした関係で、ゼミ以外に、6つの立ち講義をしている。大学・学部運営に係る仕事も増えてきている。学期の始業当初、スケジュール管理と情緒に予想を超えた混乱があり、研究どころか、各講義の質を最後まで維持できるのかさえ、心配した。

 最近になり、慣れたのか、研究のための時間をいくらか作れるようになってきた、要は、先を考えないことが、重要である、いまから、7月のことをむやみに心配してもしょうがない、と自分に言い聞かせることが、重要である。と、自分に言い聞かせている。

 

(写真はポルトの旧市街。あの緊張と高揚を思い浸って乗り切ろう。)

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2016年

3月

12日

ポルト、ポルトガル3

夕食を終えて。今回の出張は出発前から、博士論文の審査委員なんて、しかも英語でヨーロッパなんて、難しいことになるだろうなと、うすうす予想はしていたけれど、いざ実践してみると、予想をはるかに上回る難しさと、複雑さとで、なんていうか、かえってそれが、逆にめちゃくちゃ楽しかった。なんていうか、ある種の、向こう見ずな武者修行でした。この楽しさは、ポルトで知り合った人たちの、フレンドリーさとホスピタリティのおかげでしょう。素直に、彼らの人柄に魅せられました。みんなの会話に完璧に溶け込めるくらいの英語にならないと、、、

 こういう機会は、いくらでも欲しい。招待ありきの事なので、あせらず研究をがんばりたい、です。

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近況

日経ビジネスの「グローバル・インテリジェンス」に矢野誠氏 (京都大学経済研究所特任教授) との共著記事「産業革命サイクル生む「市場の質」 好循環生み出す政策を」が掲載されました! (5月)

Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps? (with Tat-kei Lai and Kenji Sato) が  Macroeconomic Dynamics に掲載されました! (6月) 

Two-dimensional constrained chaos and industrial revolution cycles (with Makoto Yano)” が Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) に掲載されました! (1/27)

愛知大学経済学会主催による、新しい経済学研究のセミナーシリーズ「ささしまセミナー」を始めました!