英語メモ: defect と defeat

1つ前の「tect≅カバー」からの連想で、fect...この間, ある英語ブログで、de (reverses verb's action, 参照Quoraの表にはまってます) をつかった defect (欠点, weblio) と defeat (打ち負かす, weblio) って字面は似てるけど 、意味は全然違うって書いてあり、私もなんとなくそういう印象だったのですが、でもよく考えてみると、

「接頭辞 de + do に関連する言葉 fect/feat」

なので、構成上は似てるのでは、と思うに至り......

 

defect (Oxford):

●古フランス語 「defect=欠乏」 の影響を受けた後期中 (世) 英語より. ラテン語由来. 

●de+fect = "リバース, 逆にする"+"do"

⇒do を逆にする ⇒ なされていない⇒ 不完全性としての欠陥 (an imperfection or abnormality that impairs quality, function, or utility, Websterより)

 

defeat (Oxford): 

●古フランス語「desfait =undone」由来の, 後期中世英語, ‘undo, destroy, annul’より. ラテン語 dēficere の過去分詞 (Websterより

⇒undo≅元に戻す⇒(せっかく作ったものを)破壊する, なしにする⇒打ち負かす

(以上, 赤い字の部分は個人の妄想なので、眉唾注意.)

 

締切がちかい仕事があると、ついつい、こういうこと是非もないような時間を使ってしまいます。中高生のころから、テスト前になると急に「人生とは」と自問自答したり、机の整理整頓を始めたり、わけもなく熱を出したりしていた......その頃から何の進歩もなく、、、

 

 

そういえば、私は将棋が好きなのですが(最近はもっぱら観る将)、棋士の方々は、しばしば、普通だったら「勝つ」と言いたくなるような場面で、「負かす」とか「負かされる」という言葉を使われます。たとえば、最近の若手を負かすのは大変だ、、、といった感じで......私はいつもこれを defeat に脳内変換して聞いているのですが.......勝つ、じゃなくて、負かす、かと......ニュアンスを感じる、そんな事情もあって、私は defeatという英単語のことが気になります。

近況

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Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps? (with Tat-kei Lai and Kenji Sato) が  Macroeconomic Dynamics に掲載されました! (6月) 

Two-dimensional constrained chaos and industrial revolution cycles (with Makoto Yano)” が Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) に掲載されました! (1/27)

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