Paris-Dauphine VI

観光べた、というか、旅行者レベルが低いので、パリに滞在していても、自発的に観光しようという意欲はあまり湧かず、ついつい、コーヒー買って、オフィスに行って、日本ではなかなか時間を費やすことができない ― こんな、つまらない言い訳をするような年頃になりました ― 「研究」に没頭してしまう。なんて退屈な人間なんだろう、と、日本にいるとあまり感じないけど、Dauphine の同僚や IESEG の友人と話していて、また、彼らの言外の意を勝手に察したりして、自分の奇妙さから目を背けることはできない。そうはいっても、せっかくの共同研究なんだから、なんとしても成功させたい、という意識から逃れることも、またできない。とはいうものの、ランチや夜くらいはちょっと、という気持ちもあるが、旅行者レベルが低くすぎて、気が向かない。にもかかわらず、意外にもいろいろと出歩けているのは、友人たちの、親切なおもてなしのおかげです。本当に、ありがたいことです。

近況

日経ビジネスの「グローバル・インテリジェンス」に矢野誠氏 (京都大学経済研究所特任教授) との共著記事「産業革命サイクル生む「市場の質」 好循環生み出す政策を」が掲載されました! (5月)

Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps? (with Tat-kei Lai and Kenji Sato) が  Macroeconomic Dynamics に掲載されました! (6月) 

Two-dimensional constrained chaos and industrial revolution cycles (with Makoto Yano)” が Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) に掲載されました! (1/27)

愛知大学経済学会主催による、新しい経済学研究のセミナーシリーズ「ささしまセミナー」を始めました!