公開練習

長らく、英語で論文が書けないな、と思い続けてきたけど、良く考えてみたら、日本語で書いてもぜんぜんうまく書けてないことにいまさら気付く。ここで練習しよう。一人でこっそりやるより、公開練習のほうが緊張感があっていいだろう、とおもう。

 

以下は、先日WEAIで報告した論文の要旨です。随時、推敲していく予定です。公的な研究費の報告書あたりを想定していま(したが、3月25日現在、やっぱり、日本語の学術雑誌を想定して書くことにしま)す。

 

タイトル:Perpetual Leapfrogging in International Competition

要約:

歴史を通じて、イノベーションを先導する国家は絶えず入れ替わっている。本研究は、このような技術リーダー国の時間を通じた入れ替わりいわゆる「リープフロッギング現象」―が繰り返し発生するメカニズムを明らかにする。分析は2国・動学的一般均衡モデルに基づき、両国はその技術水準においてのみ異なる。各国の技術水準はそれぞれ、(a) 国内の技術開発(イノベーション)および (b) 対外直接投資を通じた外国技術の流入(スピルオーバー)によって、内生的に上昇する。主要な結果は次の通り:外国技術の流入が十分効率的なら、均衡経路上でリープフロッギングが繰り返し発生し、技術リーダー国が時間を通じて恒久的に入れ替わる可能性がある。

(変更回数8、最終変更日時2013年4月14日)

近況

日経ビジネスの「グローバル・インテリジェンス」に矢野誠氏 (京都大学経済研究所特任教授) との共著記事「産業革命サイクル生む「市場の質」 好循環生み出す政策を」が掲載されました! (5月)

Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps? (with Tat-kei Lai and Kenji Sato) が  Macroeconomic Dynamics に掲載されました! (6月) 

Two-dimensional constrained chaos and industrial revolution cycles (with Makoto Yano)” が Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) に掲載されました! (1/27)

愛知大学経済学会主催による、新しい経済学研究のセミナーシリーズ「ささしまセミナー」を始めました!