モントリオール2

6月1日、夜。

発表を終えた。想像以上の冴えたできばえ、というわけでもなく、目も当てられない惨劇、、、といったわけでもなく。割り振られたセッションが実証+環境ということもあって、アウェイの風を頬に受けながら、雲をつかむような感じで終始わたわたしてました。やっぱり思うのは、LSEからきたイギリス人は英語がうまい、ってあたりまえなんだけど、しみじみそんな風に感じます。一生の仕事と思って、地道に英語に精進するより他ないなと、そんな風に思いました。

 いいな、とおもったのは、なんかすごい熱心な若々しい参加者が数人いて、各報告に対して、それぞれ、3つくらいずつ質問ををしてたけど、あれが自然発生的なものであれば、カナダ経済学会はすごいいい環境だと思う。あれが意図されたなにかであったとしたら、カナダ経済学会はとてもよく運営されていると思う。いずれにしても、さわやかないい学会でした。もしまた受かれば、来年以降もぜひ発表したいな。

 

おまけ。夜ご飯、近くの餃子屋さんに入ったら、すげえうまかった(Mai Xiang Yuan)。持ち帰りのお客さんも結構いた。いつになるのかさっぱりわからないけど、これはまた来たいです。

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コメント: 4
  • #1

    Mizutani (月曜日, 03 6月 2013 20:50)

    お疲れ様。いいね、なんか達成感、というか爽やかな感じ。イギリス人の英語って、なんか出どころのわからない文章の組み立てをするよね。結果、うまいんだけど。Brian Enoの英語がカッコ良くて、YouTubeでたまにインタビュー漁ってます。

  • #2

    furukawa-yuichi (火曜日, 04 6月 2013 01:06)

    コメントありがとう。もちろん、アメリカ人もカナダ人も、それぞれの意味合いにおいて、「英語うまいわ」っていつも感じていて、まあ僕にとってはあたりまえだけど(笑)、みんなすげえうまい、という一言につきます。ただ今回思ったのは、ほかの要因もあるんだろうけど、いちいち僕が予想していない角度から返答が来てきつかった。議論の流れをコントロールする方法が独特で、つかみどころがない不思議な感じでした。
     僕は最近 TEDで、Ken Robinson という人のスピーチをよく聞いてます。Brian Eno のインタビュー、さっそく聞いてみます。

  • #3

    KENJI KONDO (月曜日, 10 6月 2013 22:21)

    お疲れ様でした。モントリオールに1年いたのはもう15年も昔のことで懐かしいです。ロング先生にはお会いしましたか。HEC Montrealというビジネススクールは知りませんでしたが、山の裏手のモントリオール大学のそばのようですね(佐橋さんがモントリオール大学に短期留学していたので、彼ならきっとよく知っていることでしょう)。ホテルは中華街のそばでしたか。ここはフランス文化がベースなので本格料理からパンやスイーツまで、北米大陸で最高のヨーロッパの味が楽しめるようです。ぜひまたご家族でどうぞ。勉強の話でなくてすみません。

  • #4

    furukawa-yuichi (火曜日, 11 6月 2013 02:33)

    コメントありがとうございます。本当に料理はおいしかったですね。旧市街も良い雰囲気で、すごくいい街だと思いました。カナダ経済学会も生産的でよい学会でした。

近況

日経ビジネスの「グローバル・インテリジェンス」に矢野誠氏 (京都大学経済研究所特任教授) との共著記事「産業革命サイクル生む「市場の質」 好循環生み出す政策を」が掲載されました! (5月)

Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps? (with Tat-kei Lai and Kenji Sato) が  Macroeconomic Dynamics に掲載されました! (6月) 

Two-dimensional constrained chaos and industrial revolution cycles (with Makoto Yano)” が Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) に掲載されました! (1/27)

愛知大学経済学会主催による、新しい経済学研究のセミナーシリーズ「ささしまセミナー」を始めました!