えいごって3

今日は霧がすごいです。Weezer のリバース・クオモが、"The Winter is Seemingly Endless (Interview)" で、気候が変わると作る曲が変わる、って。僕の場合は何が変わるのでしょうか。なにかハッピーなことだとうれしいです。

 そういえば、今朝キャンパス内にあるコーヒー屋さんで、ちょっとした出来事がありました。

 いつものようにタンブラーを手に持って、コーヒーください。直後、何か耳慣れない言葉が返ってきたのですが、iPhone で音楽を聴いていましたし(いいわけ)ぼーっとしていたのもあって(いいわけ)、さっぱり。まあ、ほかに何かいりますか、とか、いずれにせよこの二か月で経験してきた何かだろう、と。"Do you" だけは耳に残っていて、なんとなく、Yes、と。No よりは Yes のほうが前向きでいいだろうという判断からですが、お店の女性が素敵な笑顔で答えてくれたので、これはうまいこと乗り切ったな、と内心ほっとしました。彼女の笑顔がしばらく、5秒くらいだったと思います、持続していたので、ちょっと長いかなと若干の違和感をおぼえつつ、これが例の the looking-for activity なのかも、とか、どうでもいい邪心とともに僕もにこにこしていましたが、10秒を経過したころ、彼女の笑顔が急速に曇りはじめ、これはなにか違う、と察知しました。まあふつうに聞き返せばよかったんでしょうけど、10秒のブランクはぼくにとってあまりに長く。経験から、英語を聞き取ろうとするほど英語は遠ざかる傾向があるので、英語から離れ、理論的分析に基づいて、Yes でだめなら No しかないと。Then I said, "No?" 

 やはり不思議なものですね。No? と言った瞬間に、霧が晴れるように、ここで何が起こっていたのかを理解しました: コーヒーください、(僕のタンブラーを見ながら) Do you need to wash it out? 、はい、笑顔、笑顔(はやくタンブラー渡せよ)、真顔。ぼくが、No?といったとき、めちゃくちゃ安心した空気が流れましたね。"No problem, thank you" と自分に言い聞かせて、その場から足早に立ち去りました。

 

Rule #1:わからないときはその場で聞き返す (see also えいごって1 and えいごって2)

近況

日経ビジネスの「グローバル・インテリジェンス」に矢野誠氏 (京都大学経済研究所特任教授) との共著記事「産業革命サイクル生む「市場の質」 好循環生み出す政策を」が掲載されました! (5月)

Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps? (with Tat-kei Lai and Kenji Sato) が  Macroeconomic Dynamics に掲載されました! (6月) 

Two-dimensional constrained chaos and industrial revolution cycles (with Makoto Yano)” が Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) に掲載されました! (1/27)

愛知大学経済学会主催による、新しい経済学研究のセミナーシリーズ「ささしまセミナー」を始めました!